スリッページ
スリッページとは、予想した価格と注文の約定価格との差です。定義や原因、バックテストでの扱い方を解説します。
定義
予想していた価格と注文の実際の約定価格との差です。値動きが速い市場や流動性の低い市場では、通常、不利な価格になります。
スリッページとは、注文を出したときに想定した価格と、実際の約定価格との差です。通常はコストとなり、売り注文は直前に見た価格より少し低く、買い注文は少し高く約定します。
例
ストップロスが発動して成行売り注文が出された時、BTCの価格は$84,600でした。急落時には、その価格で買う人が数秒でいなくなり、注文は$84,100で約定します。この$500の差、約0.6%がスリッページです。
重要な理由
落ち着いた状況の流動性が高い市場ではスリッページは小さいものの、相場の動きが速いときや大きなニュースがあるとき、板が薄いコインでは大きくなります。特に影響が大きいのは成行注文や発動したストップロスで、まさに確実に決済したい場面です。取引回数の多い戦略では、注文ごとの小さなスリッページも積み重なります。これを無視したバックテストは、結果を実際より良く見せてしまいます。
TradeCorgiでの活用方法
TradeCorgiのバックテストでは、取引所の手数料に加えて、シミュレーションしたすべての注文に想定スリッページを適用するため、結果が実態より良く見えるのを防ぎます。実際の取引では、判断ログに各注文の約定価格を記録するので、取引ごとの実際のスリッページを確認できます。エージェントが市場を確認するのは1分に1回までで、現物取引のみを行います。そのため、スリッページの影響が大きい高速取引には踏み込みません。